FXの勝ち方

FXは「6割負ける」を前提に|それでも勝てる再現性のあるトレードプラン

FXで安定して勝っていくための考え方をお伝えします。

FXは、6割負けることを大前提としましょう。

FXは「勝ち負けを当てるゲーム」ではなく、6割負けたとしても勝つことができるゲームです。

多くの初心者の方は、どうしても勝率を気にする傾向がありますが、実は6割負けてもトータルでプラスにできるという考え方がとても大切です。

この記事では、トレードで本当に意識すべき「ペイオフレシオ」や「再現性あるプラン設計」について、できる限りやさしく、かつ実践的にお伝えします。

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FXの大前提:「トレードの6割は負ける」

勝負の世界では、数多く勝った方が勝ち、というルールが一般的です。

そのため、FXにおいてもついつい、「勝率を上げなければ!」と考えがちです。

それはそれで間違いではなく、一面では正しいことではあるものの、勝率だけを追い求めていくのは非常に難しいことです。

FXではむしろ、トレードの6割負けたとしても、最終的にプラス収支にできるというのが、本質的な考え方ということができます。

「FXでは6割は負ける、むしろそれが当然なのだ」

大前提として、そう考えるようにしてみましょう。

「負けてもいい」という発想

「損切りだらけ」

「連敗ばかりで才能がないのかも・・・」

そう思ったことはありませんか?

そんなことで自信を失ってはいけません。FXでは、「損切りは戦略的な行動」です。

どんなに優れたトップのトレーダーであっても、全戦全勝することはできません。

むしろ、損失を小さく抑えて、勝てるときにしっかり取る。その繰り返しがトップの勝ち組トレーダーたちの収益を支えています。

「期待値で勝つ」という思考の重要性

FXにおいて本当に重要なのは、「目の前の1トレードで勝つか負けるか」ではなく、「トータルで勝てる仕組み」を獲得できるかどうか、です。

ここで意識したいのが、「期待値」です。

期待値 = 勝率 × 平均利益 − 負率 × 平均損失

この数式からも分かる通り、勝率が50%を切っていても、利益の方が大きければトータルでプラスになるわけです。

「勝率が高くないといけない」という思い込みは、なくしてしまって問題ありません。

勝率ではなく「総合収支」

例えば、10回中6回負けていたとしても、負けるときの損失が1万円、勝つときの利益が4万円なら、こうなります。

6回 × -1万円 = -6万円

4回 × +4万円 = +16万円

合計:+10万円のプラス

以下、先日2025年5月14日の私の収支を例に挙げます。

平均取引利益は約12000円、平均取引損失は約3500円です。勝率は約40%、ちょうど6割負けていますね。これを10回のトレードとして計算すると、こうなります。

6回 × -3500円 = -2万1000円

4回 × +1万2000円 = +4万8000円

合計:+2万7000円のプラス

10回で2万7000円プラスなのですから、上記のように200回以上トレードをしたなら、54万以上の利益が出る計算になります。

このように、「負ける回数」よりも「1回あたりの損益バランス」が大切です。

トレードのたびに結果を一喜一憂せず、「100回トレードしたならどうなるか?」という視点を持てるかどうかが、FXで長く勝ち残るかどうかの分かれ道になります。

なぜ再現性が重要なのか?感情ではなく仕組みで勝つFX

FXで安定して勝ち続けるには、「一貫性=再現性のあるトレード」が欠かせません。

その場その場の感覚に頼る取引では、たとえ偶然勝てたとしても、長くは続きません。

よくあるのが、何ヶ月か連続で勝てたことで「勝てるようになった!」と思いこんだあと、急に勝てなくなって転落するパターンです。

相場は常に同じではありません。さまざま変わる局面にあっても安定して勝ち続けることができる再現性が大切なのです。

感情ではなく、ルールと仕組みに基づいたトレード。それが、勝ち組と負け組を分ける最大の差と言われます。

毎回の判断がバラバラ:再現性がない=勝てない

こんな経験に覚えがないでしょうか?

・昨日は「なんとなく買い」で利益が出た

・今日は「雰囲気で売り」をして損失

どちらも根拠がなく、勝った理由も負けた理由もわかりません。

これはいわゆる、「場当たり的」なトレードで、学びも成長も積み上がりません。

勝ったなら勝ったで、負けたなら負けたで、明確な根拠を得ることができなければ、トレードは「場当たり的」で終始し、未来へ繋がりません。

たとえ負けたとしても、「ルール通りやった上での損失」を目指しましょう。なぜならその負けは、「必要経費」であり、「未来への投資」だからです。

再現性があれば、成績の振り返りと改善ができる

毎回同じルールでトレードをしていれば、結果をもとに「何がよかったのか・何を変えるべきか」が分析できます。

・エントリーポイントは適切だったか?

・損切りが早すぎた or 遅すぎた?

・利確の位置は現実的だったか?

このように、PDCA(計画・実行・振り返り・改善)のサイクルを回すことが可能になります。

勝ち負けに一喜一憂するのではなく、「仕組みそのものを磨き、蓄積し、精度を上げていく視点」が大切です。

トレードルール=【自分だけの世界に一つのトレードマニュアル】

FXで勝ち続けるためには、自分の性格や生活リズムに合った、世界に一つだけ、自分だけのトレードルールを作り上げましょう。

・チャートを見る時間は?

・価格の反転を狙うタイプ? それともブレイクアウト型?

・どのくらいの損失まで許容できる?

・ロット数はどうする? レバレッジは?

こうした条件をもとに、自分なりのオリジナルトレードマニュアルを作り、それに従って行動しましょう。

これが、感情に左右されず、ブレのないトレードにつながります。

トレードプランの基本構成|何をどこまで決めておくべきか?

再現性のあるトレードをするためには、「プランの明文化」が不可欠です。

つまり、毎回どのようにエントリーし、どこで利益確定や損切りをするのかを、事前にしっかり決めておくということです。

「そのときの流れで決める」のではなく、「あらかじめ決めておく」ことが、勝ち残るための鍵となります。

エントリー条件:なぜここで入るのか?

なんとなく買う、なんとなく売る──これは失敗のもとです。

どんな形のローソク足が出たときにエントリーするか?

どの時間足で、どのインジケーターと組み合わせるのか?

レンジ相場かトレンド相場かで判断を分けているか?

エントリーにはその理由が必ず必要です。

一貫したルールを持つことで、無駄なトレードや感情的なエントリーを防ぐことができます。

と、ここまでは一般論です。

特に、超短期、スキャルピングでトレードされている方の場合、勝ち組の方であってもそこまで精密なルールを持たないケースも散見されます。

その大きな理由としては、価格の動きそのもの、つまりプライスアクションに基づいてトレードしているケースが多いためです。

しかし、その場合であっても、最低限のルールはやはり、「明文化」し、決めておきたいところです。

勝ち組スキャルピングトレーダーの方の中には「なんとなく」で判断して勝たれている方も実際のところ存在しますが、そうした方々の「なんとなく」は信用してはいけません。

勝ち組がいう「なんとなく」は、明文化されていないだけで、無意識的な経験からくる根拠が必ず裏側に存在しているのです。

その部分を拾い出して形にすることで、より高い「期待値」でトレードできるようにしていく必要があります。

そして、根拠となるルールが多ければ多いほど、それが同時に重なった時の勝率は高いものとなり、確信を持ったトレードを行うことができます。

損切りの位置

「どこまで下がったら損切るのか?」

トレードを行うにあたって最も大切であり、エントリーの前に絶対に決めておかなければならない部分です。

このラインが決まっていないと、損失が膨らんでいくばかりで、結果的に冷静な判断ができなくなり、大損失につながります。

損切り設定にはいくつかの考え方があります。

・テクニカル的なライン(直近高値・安値・トレンドラインなど)の外に置く

・固定のpips幅で設定する

・想定リスクに応じて資金管理と連動させる

いずれの場合でも重要なのは、「想定の範囲内」で設定することです。

損失をコントロールできている状態で、常に浅い負けを維持できていれば、あとはルールに沿って期待値を積み上げることで、結果的にFXでは勝ち組になることができます。

利確目標

利確については、どちらかというと「すぐに利確してしまう」、いわゆるチキン利確が治らない、という方の方が多いのではないでしょうか。

逆に、「もっと伸びそう」と利確を伸ばしすぎ、結果的に握りつぶしてしまうケースの方が少ない印象です。

トレードスタイルやレバレッジによって違いはあるものの、損小利大はFXにおける至上命題であるため、「伸ばせない」方がより問題が大きいと考えられます。

利確ラインの設定例

・レジスタンスやサポートラインに届いたところ

・ペイオフレシオに基づいて「損切りの2倍幅」で設定

・高値安値越え

ルールに従って利確を行えば、後悔や迷いが減り、結果的にトレードの質が安定します。

時間軸や通貨ペアの絞り方も再現性に影響

5分足でエントリーするなら、15分足や1時間足も見て“相場の背景”を理解しておく

通貨ペアを絞ることで、動きの癖や特徴をつかみやすくなる

手広くやるよりも、“自分の得意パターン”を見つけやすい環境をつくることが、再現性を高める近道です。

ペイオフレシオとは?「勝率が低くても勝てる」仕組み

最初に書いた通り、FXにおいて多くの初心者が最初に重視するのが「勝率」です。

ですが、本当に意識すべきは「勝率 × リスクリワード=期待値」です。

その中核を成すのが「ペイオフレシオ(損益比率)」です。

この概念を理解すれば、勝率が50%を切っていても、十分に勝ち続けられることがわかります。

ペイオフレシオ=利益と損失のバランス

ペイオフレシオとは、「1回の勝ちトレードで得られる利益 ÷ 1回の負けトレードで被る損失」のことです。

例:

利益:15,000円

損失:5,000円

ペイオフレシオ=15,000 ÷ 5,000=3.0

このように、1回の勝ちで3回分の負けをカバーできる計算になります。

ペイオフレシオが「2」なら、1回の勝ちで2回分の負けをカバーします。3回に1回の勝ちでトントンなら、気楽になれますよね?

つまり「勝ちの質」を高めることで、「勝ちの数」が少なくても利益は出せるのです。

たとえ10回中6回が負けていても、十分に利益が残る、これがペイオフレシオを意識したトレードの威力です。

高ペイオフ・低勝率型のトレードスタイル

FXには大きく分けて以下の2つのスタイルがあります。

高勝率・低ペイオフ型(コツコツドカンになりやすい)
→ 勝つ回数は多いが、1回の負けが致命傷になりやすい

低勝率・高ペイオフ型(損小利大で安定)
→ 負けは多いが、1回の勝ちで大きくカバー

多くのプロは後者の「低勝率・高ペイオフ型」に落ち着く傾向があると言われています。

なぜなら、感情に振り回されず、統計的に利益を積み上げやすいからです。

ペイオフレシオの感覚が身につけば、「勝率40%でも問題なし」という視点でトレードができるようになります。

これこそが、「勝率に固執しないトレーダー」が勝ち残る理由と言えそうです。

再現性 × ペイオフレシオが安定収益のカギ

FXでは「勝率を高める」こと以上に、「ペイオフレシオ」や「再現性」が大切であるということが、少しは理解していただけたかと思います。

その上で、この2つを掛け合わせることで得られる「安定収益」の構造について、もう少し踏み込んで解説します。

損小利大を再現性で支える

「損は小さく、利は大きく」

誰もが知る理想の形ですが、実際にはこれを継続的に実行するのは非常に難しいです。

・損切りを我慢して損失が膨らむ

・少し利益が出たらすぐ利確してしまう

このような感情的トレードを避けるには、自動的に損益を管理できる再現性のあるルールが必要です。

あくまで例ですが、

・損切りは直近の安値/高値から10pips外に置く

・利確はリスクリワード2.0の位置に固定する

このように明確なルールがあれば、感情に左右されず、淡々とトレードを続けることが可能になります。

再現性の高いルールは、トレードを繰り返し検証を行うことで、自分自身で見つけていくしかありません。

感情に振り回されず、トレードの軸を持つ

相場は日々変動し、想定外の動きを見せることもしばしばです。

そんなときでも、「ルール通りにやることが最適な選択」という軸を持っていれば、判断がブレません。

絶対に手を出してはいけない相場に手を出してやけどするケースも確実に減っていきます。

・損失が続いてもルール通りの負けならOK

・利益が出たときも、「もっと取れたかも」と後悔しない。

これは、結果よりもプロセスの一貫性を重視できるマインドにつながります。

そしてその積み重ねが、結果的に“収支の安定”へと繋がっていきます。

一貫性があれば、たとえ一時的に負けても大丈夫

短期的には負けることもあります。5連敗、10連敗と続くこともあるでしょう。

私もこれで散々イライラさせられることもあります。

しかし、一貫したルールを繰り返している限り、「期待値」は味方になってくれます。

逆に、都度やり方を変えてしまうと、検証も改善もできず、結局どのやり方が良かったのか分からなくなってしまいます。

だからこそ、

・ルールのもとに淡々と行動する

・検証 → 改善 → 実行 を繰り返す

このサイクルを回すことで、FXから「ギャンブル性」を確実に排除していき、安定的に勝っていける「ビジネス」に変えることができます。

連敗にイライラして私がたまにやるようにロットを上げて取り戻そうなどとしては絶対にいけません。あれは悪い例なのです。真似しないでください。

FXは「勝ち方」よりも「負け方」で決まる

FXで生き残るために必要なのは、「勝率を上げること」ではありません。

本当に大切なのは、どう負けるかをあらかじめ決めておくこと。

・トレードの6割は負けるものと受け入れる姿勢

・再現性のあるトレードプランを作り、感情に左右されない取引を心がけること

・ペイオフレシオを意識した損益管理によって、勝率に依存せず利益を積み上げる手法を持つ

つまり、「負けてもいいトレードをすること」が、FXにおける勝ち組への第一歩なのです。

一貫した行動と冷静な判断。

それを可能にするのが、自分に合ったトレードルールと仕組みに基づく資金管理です。

トレードは技術ではなく、習慣です。小さな再現性の積み重ねが、やがて大きな成果へとつながっていくでしょう。