この記事では、FX初心者の方に向けて、勝てるようになるために押さえておきたい重要なポイントについて、解説していきます。
FXを始めてみたという方、これから始めようかなと思われている方、思い立った理由は人それぞれだと思いますが、一様に共通しているのは、「稼ぎたい」という気持ちだと思います。
私も15年以上前、はじめてFXを始めた時の思いは似たようなものでした。
当時は株とFX、どちらをやってみるか悩みましたが、為替の方がわかりやすそうだ、と安易に考えてスタートしたことだけはいまだに覚えています。結果、のちに株の世界も体験した上でFXに戻ってくることになりました。
ともかく、私がFXを始めた頃よりも今ははるかにSNSが普及しており、多くのFX長者の存在を簡単に知ることができます。
だからこそ、「自分も!」と奮い立ってチャレンジを決めた方も多いと思います。
ただ、何もわからないままにFXトレードを開始して、簡単に稼げるようになるほど甘い世界ではありません。
既に洗礼を受けた方は身に染みて理解されていることでしょう。これから始めよう、という方は、未来に待ち構えるいくつかの壁に無防備で挑まないよう、まずは最低限の知識を身に着けた上で為替相場の世界の戦いに身を投じてください。
この記事で身に付く内容は以下の通りです。
①スキャでもデイでもスイングでも!長期足から全体の流れを読み安定的に勝つ力
②メンタルがブレない「仕組み」としてのトレードの考え方
以上の二点に加え、最後におまけとして見落としがちですが意識しておきたい基本的な考え方を解説しています。
これらを基礎から押さえることで、まずは安定的に勝ちを積み重ねられるようになることが大きな目的となります。
さて、それでは本編に入る前に、まずは大前提となる準備段階の説明をしておきます。
特にこれからFXを始めよう、と考えている方には重要な内容なので、しっかりチェックしておいてください。
【トレードを開始する前の大前提・安心とお得と使い勝手を兼ね備えた口座の準備】
トレードを始める前の「最初の一歩」を間違えないために
既にFXを始められている方は、どこかのFX業者の口座を利用されているはずです。
そのFX業者、どのように選ばれましたか?
FXで着実に成果を上げるには、テクニックや相場観はもちろんですが、それ以前に「どこで取引するか」、つまり「FXの口座選び」が極めて重要です。
特に初心者の方には、安心感・コストの安さ・操作のしやすさの三拍子がそろった環境が欠かせません。
FXの最初の入り口となる口座の選択は、それこそ人それぞれですが、私はこの選択を完全に誤りました。
そして、誤っているということに気づかずに数年、長く不利なトレードを行い続けてしまっていました。具体的に、後から「誤っていた」と感じたポイントとしては、スプレッドと操作性です。
これが、私のFX人生前半の大きなマイナスの原因の一端にもなりました。
例えば、WEB上で特にお勧めされているのをよく見かけるのは、海外FXの口座ですが、私は基本的に海外口座は一切使いませんしお勧めもしません。
もちろん海外業者の中にも優良業者はあるのでしょうが、私は国内業者一択です。
昔、一度だけ興味本位で、無料分がある海外事業者を利用をしてみたことはありますが、入金したことは一度もありません。
なぜか。単純にリスクが怖いからです。証拠金として大金を預けなければならないFXにおいては、業者の信頼性は絶対条件です。
そのため、法的な整備と企業としての安心感から、必ず国内企業を選ぶようにしています。
もちろん、国内企業だからといってすべての会社を心から信頼できるわけではありませんから、見極めて厳選した上で利用する必要があります。
個人的にお勧めなのは、独自の収益構造を持つが故、圧倒的な安心感と信頼感がある、DMMFXです。
今回のご案内は広告も兼ねているものの、とはいえ実際私が毎日利用しているのはXでの投稿画像をみていただいてもわかる通り事実ですし、使いやすくお得なのも間違いないため、自信をもってお勧めできます。
DMMFXは、契約者数と取引数が圧倒的に多いため、FX事業での収益基盤も強固な上に、DMMグループとしては非上場の強みを最大限に生かした収益構造を持っています。
そういう意味で、国内随一の安心感を誇る口座と考えてもいいのではないでしょうか。
さらに、そのお得感です。トレード回数に応じたポイント還元が実施されるため、回数とロットによって、それなりに大きな金額の還元があります。
特に手数が多いスキャルピングの方であれば、ポイントは圧倒的に貯まりやすいです。(秒スキャのやりすぎによるペナルティには注意が必要)。
アカウント凍結さえされなければ、ずっと使っていたい、と感じている方が大半なのではないかと思います。
メインの口座としては圧倒的にお勧めですし、私も現在利用していて今後も使っていく予定のFX口座です。
FXの口座開設は、万が一に備えて複数しておくことも大切なので、メイン口座でなくても、サブとしてでも開設しておくことをお勧めします。
目次
①「長期足」から全体の流れを読み安定的に勝つ

FX取引において、多くの初心者の方が陥りがちな落とし穴があります。
それは、相場の動きを短期的な目先の動きだけで捉えてしまうことです。
特にスキャルピングやデイトレードといった短期売買を行っていると、「月足や週足を見る意味が分からない」と感じる方も少なくないと思います。
確かに、スキャルピングのように極めて短い期間で取引を行う場合、月足だけを見て直接トレードをすることは現実的ではありません。そのため、「スキャルピングやデイトレードに月足は不要」と考えるのも無理のないことです。
しかし、安定してFXで勝利を収めたいのであれば、この考え方は改める必要があります。
短期トレーダーにも必須!「長期足」で全体の方向性を掴む
スキャルピングやデイトレードを行う場合であっても、その大前提となる「方向性」を理解しておくことは非常に重要です。
FXのトレードスタイルを問わず、月足、週足、日足の確認は必須と考えるようにしておきましょう。
これらの「長期足」で示される大きな時間軸での方向性が分かっていない状態でトレードを行うことは、あまりにも危険すぎます。
相場全体の大きな流れを把握することで、短期的な値動きに一喜一憂することなく、より根拠に基づいたトレード判断が可能になります。
わかりやすい例えとしては、「地図の話」があります。
都道府県の位置を全く理解していない人が、たとえば群馬県から島根県に行こうとした場合、まずは広い日本地図で大まかな位置関係や進むべき方向を確認するのではないでしょうか。
「なるほど、群馬が東にあって、島根は西にある。だから、西に向かって移動すればいいんだな」と全体の方向性を把握したうえで、次に詳細な地図を見て、具体的なルートを決めていくはずです。
これと同じで、FXでもまずは広い地図の確認が必要です。方向性(上昇局面か、下降局面か)を確認するためです。
その上で、細かい道筋を選択していきます。細かい道はノイズです。どの道を選択したとしても、最終的に目的地に到達すればいいのです。
ノイズに右往左往することなく、最終的なゴールを目指すことが、FXで安定的に勝つための、基礎中の基礎です。
初心者の方で、これを理解せずに、大きな方向性ではロング目線なのに、ショートを持ち、しかも損切りせずにじっと塩漬けしてしまっているケースが見受けられます。これでは当然、目的地の逆に向かってポジションを持っているのですから、大きくやられてしまう可能性が高いです。
逆張りも立派な手法なので、これが初心者の方向けの記事でなければ止めるつもりはありませんが、大きな方向と逆のポジションを持つのであれば、損切りはできる限り早く行わなければかなり危険です。相場は長い目で見れば見るほど、大きな流れに沿って動く可能性が高いからです。
特に初心者の方の場合、まずは逆張りではなく、順張りで勝てるようになるところからはじめましょう。
なお、ローソク足の見方については様々なところで解説されていますので、ここでは解説しません。
ここで覚えておいていただきたいのは、ローソク足を確認する際は必ず、期間が長い足、つまり月足から順にみていく必要がある、という点です。
ローソク足の見方については、特別な方法があるわけではなく、基本に準じて覚えておけばとりあえずそれで問題ありません。細かいテクニカルな部分は少しずつ覚えていけばいいのです。(それを完璧にマスターしたから勝てるようになる、というわけでもないため)
長期足を常に見る習慣をつけ、それを踏まえて順張り方向を意識してエントリーするようにするだけで、勝率はかなり改善されるはずです。
長期足に沿った順張りが圧倒的に勝ちやすい理由
相場によっては、逆張りの方が勝ちやすい、と感じる場面もあります。これは間違いありません。私も状況によって、完全に長期足の方向は逆なのに、反発が強いのを利用して1分足の逆張りばかりで利益を出していたこともありました。
ただ、それはあくまで例外的なケースであり、より高度なテクニックや経験が必要ですし、あまりお勧めはできません。
なぜなら、そんなことをしなくても、長期足に準じた順張りの方が、圧倒的に勝ちやすいからです。
順張りの方が勝ちやすい理由は何かというと、幅を取りやすいから、です。
強いトレンドがある場合、相場は順張り方向にどんどん動きます。この流れに乗ることができれば、労せず大きな利益を手にすることができるのです。秒スキャのように、瞬間的に利確をする必要はありません。
じっくり引っ張れば、20pips、30pips、場合によっては50~100pips以上取れるケースもあります。
これが逆張りだとそうはいきません。長期的には逆方向に向かっているのですから、長持ちすると危険です。素早い利確が必須であり、伸ばすことができません。
例えば一日の間に10pips負けてしまっていたとしても、最終的に30pips動く可能性があるポイントを意識できていれば、すぐにマイナスは取り戻すことができます。
いったん落ち着いて、長期足をじっと見てみてください。そして、どちらに向かっているのかを見極めてみてください。そこには、数10pipsの利益のチャンスが眠っているはずです。
長期足を見る力をつける、実践ステップ
・毎日、1日の最初に「日足の方向・形・レジサポ位置」を確認する。
・その日の高値安値を必ず想定しておく。上がった場合、下がった場合、レンジの場合の3パターンをすべて意識しておく。
・チャートに月足、週足、日足ラインだけは必ず引いておく。
②メンタルがブレない「仕組み」としてのトレード手法

FXで負ける最大要因が人の「メンタル」であることは、誰も異存がないのではないかと思います。
そのため、FXで勝つためにはこの「メンタル要因」での損失をできる限り減らす工夫をしなければなりません。
特に、この「メンタル要因」での損失は、FX人生において初心者の頃のみならず、ずっとずっと後までついて回る問題になる可能性があります。極論するなら、この問題を解決できない限り、勝ち組への扉は開かない可能性すらあります。
初心者の段階で、「メンタル要因」は必ず刈り取って解決しておくことで、安定的な勝利への道を切り開くことができます。
FXにおけるメンタル要因での負けとは?
FXにおいてのメンタル要因による主な負けは以下の通りです。
メンタル要因 | 具体例 |
---|---|
恐怖 | 損切できない・エントリー恐怖症 |
焦り | リベンジトレード・ポジポジ病 |
欲 | 利確が早い・遅い |
油断 | 慢心・ルール破り |
依存 | 他人の意見に左右される・情報に流される |
現実逃避 | 含み損放置・計画性のないナンピン |
情動 | 感情的なトレード・中毒 |
いずれも、本当によくある要因で、どれも改善させていく必要がありますが、この中でも特に問題が大きいのが、
「損切りできない」と「リベンジトレード」です。
この二つは特に、致命的な負けに繋がる可能性が非常に高いため、安定的な勝ちを目指すためには絶対に排除しておかなければなりません。
そのためには、そもそもどうして損切りができないのか、取り戻そうとして無謀なトレードを行ってしまうのかを理解しておく必要があります。
損切ができない理由
FXで「損切りできない」という特徴をあなたが抱えてしまっている場合、それは非常に大きな負け要因となります。
そもそも「損切りできない」のはなぜなのかというと、原因は明らかです。
「損を確定したくない」「戻るかもしれない」「切ったあと戻ったらどうしよう」「こんなに大きな損になってしまったら確定するわけには行かない。戻るまでお祈りしなければ」
大体こんなところでしょう。「恐怖」からスタートし、やがて「現実逃避」に行きつきます。
FXはレンジ相場であれば確かに戻る可能性は十分ありますので、必ずしも損切りが正解ではないと思われることもありますが、もし「損切をしない」という選択をする場合には、大前提があります。
「低ロットで耐えられる範囲をあらかじめ設定した上で損切をせず待ち続ける」。これです。
レンジであれば戻ってくることが多いFXですが、ひとたびトレンドが発生した場合、数年、数十年も戻ってこない可能性もあります。
実際に、仮にドル円相場で1ドル100円以下でショートエントリーしていた場合、2016年以来、もう9年戻っていませんし、まだ数年戻りそうな気配は現状ありません。
このような長期塩漬けになれば、その間ずっと何もできなくなってしまいますので、それだけで大きな機会損失です。
そもそも大きなレバレッジを利用することが多いFXでは、ほとんどの場合、途中で耐えられなくなりロスカットされてしまうことになるでしょう。
必ず切るべきポイントを先に設定した上でエントリーすることを心がけましょう。そして、基本的には損切りは、できる限り短く設定しておきましょう。
その上で切られたならば、これは仕方がありません。自分の選択ミスを認めなければなりません。もし戻す気配があるのなら、一旦切った上で、改めて再エントリーポイントを考えればいいのです。
損切り幅の設定のコツ
ちなみに私は、現在の損切幅はかなり短く、数pipsでの損切りがほとんどです。ただし、ロットをかなり落としていることが多いため、その上で状況によっては10pips前後までは待つこともあります。というより、その場合はエントリー時点で「10pips逆行までは待つ」、と損失額も把握し覚悟の上で入っています。
損切ルールの設定は、初心者の方が必ず悩むポイントではあるものの、何が最適なのかは自分で見つけるしかありません。
自分のロット数とメンタルと相談の上、最適な自分ルールを必ず設定しておきましょう。
ルールを決める際に基準にするべきポイントとしては、自分のメンタルがブレる、心臓がどきどきする、手に汗握る、というような状況に陥るほどのロット、額を損切幅に設定してはいけません。
あくまで、「これくらいなら仕方がない」と納得できる、心が揺れない程度の額を損切幅に設定しておきましょう。
この許容範囲を誤ると、途端に「損切りできない」に陥りますので注意されてください。
余裕を持った損切り設定を行いましょう。逆にいえば、初心者の方のハイレバは論外です。
ハイレバ秒スキャで勝っている人がいるからと、初心者の状態で真似をしてはいけません。
ハイレバ秒スキャは、ポイントさえ間違わなければ確かに大きく勝てるチャンスも大きいものの、やはりどうしてもギャンブル要素を含みます。
やるにしてもまずは基本をしっかりマスターした上でチャレンジするようにしましょう。
損切できない場合に取るべき2つの対策
頭では理解しながらも、なかなか損切りがうまくできない、という方も実際にはかなりの数、いらっしゃいます。
その場合に取るべき方法が二つあります。
一つは、どんなに失敗しても、定められたpips、金額で必ず切る、という鉄のルールを作っておくこと。
もう一つは、単純にロットを落とすこと、です。
前者は絶対的なルールとして、後者はそもそもの要因つぶしです。
絶対的なルールを守れれば何の問題もないのですが、ルールを決めても守れない、というのが最も大きな問題です。ルールを守らず損切りをしなかった場合に被るマイナス要素を自分に言い聞かせておく必要があります。
それでも損切りができない場合には、損切りができなくなる要因からつぶしておく必要があります。
損切りできなくなる大きな要因の一つは、マイナスの金額の大きさに戸惑い、損失の確定を躊躇してしまうところがスタートになります。
そのため、損失自体を最小にとどめるため、ロットを落とします。
ロットを最低限まで落とせば、どんなに大きくマイナスになったとしても数千円から数万円以内に抑えられるはずです。それくらいの規模なら、「恐怖」が一気に減るため、損切も心理的にしやすくなるはずです。
「ロットを落としたら稼ぎにくくなる!」というのは確かにその通りですが、稼ぐ前に損をしていたら話になりません。
稼ぐのはまだ先の話です。まずは負けをなくすところから始めましょう。
リベンジトレードは理性を失ったトレードになりがち
「負けた金額を取り戻したい!」
これは人間誰しも考えてしまうことです。当然の思考です。
しかし、FXにおいても株式の取引においても、「取り戻したい」という気持ちを抱えたままのトレードはとても危険です。冷静さを欠いた、普段ならやらないようなトレードを行ってしまう可能性が高いためです。
さらに、リベンジトレード時に併発する症状の一つが「ポジポジ病」です。
取り返したい、という思いから、普段ならエントリーするはずがないポイントでの連続エントリーを繰り返す、という愚行に出てしまいます。当然根拠が薄い場面での続けざまのエントリーで勝てるはずもなく、みるみるうちに損失は拡大します。
そのため、ルールとして、「負けた直後にはトレードしない」などの内容を決めておいた方がいいのですが、負けた直後ほど熱くなっていますので、そのようなルールは効果を発揮しないケースが多いです。
ではどうすればいいのか。
これも簡単な話で、そもそも「取り戻したい」と思ってしまうような大きな損失を作らない、ということが大前提です。つまり、ここでもロットを落とすことがメンタルにいい影響を及ぼす、ということになります。
「冷静であれば絶対にやらないはずのことをやっている」と心のどこかで少しでも自覚できる余裕があれば、すぐにトレードをやめましょう。
それ以上続けてもお金を減らすだけです。すべては平常心を取り戻してからの話です。
熱くなったまま、トレードを継続してはいけません。
勝ち筋を数値化してエントリータイミングを徹底管理
FXは優位性の高いポイントを拾っていき、トータルで勝ちを目指すゲームです。
如何に、勝ち筋の見えない優位性の低い場面で「待ち」を貫くことができるかどうかが、非常に大切な勝つための要素となります。
とはいえ、「優位性の高い場面」が一体どこなのか、特に初心者の方には判断がとても難しいと思います。
ど真ん中のストレートが来た、と思って振ったらフォークボールで空振りした、というケースは日常茶飯事です。
ではいったい何を根拠として判断するのか、というと、さまざまな要素を総合した「確率」です。
例えば最も根拠の強い場面を想像してみましょう。以下は例としての内容です。
月足、週足、日足の方向がロング目線で、ファンダメンタル的にもアメリカが利上げを強く示唆している状況で方向は合致。その順張り方向である円安に強く動いており、反発下げも弱い。ターゲットとなるポイントが明確で、直近で一旦調整下げもありサポートでしっかり跳ね返って伸びてきた場面。進むべきロング方向には障害となる水平線やトレンドラインや節目もしばらくない。
こうした条件がまとめて揃うことは稀ですが、それでもこうした場面が来たなら迷わず順張り方向に乗ることができます。理想は損切りポイントを明確に設定しやすい、サポート付近から入る、という形ですね。
以上のように条件が揃っていてももちろん、100%勝てるわけではありませんが、勝てる確率が非常に高い、ということは間違いありません。
そうした条件が揃うポイントを見つけていく作業が、FXにおいて勝つためにやるべきことです。
これを地道に実践することができれば、確率の高い場面ばかりを拾っているのですから、トータルすればほぼ勝ちを拾っていくことができます。
逆に言えば、一切条件が揃っていない場面で無根拠にエントリーしてはいけません。高い確率で負けてしまいます。当たり前の話ですが、負けるくらいなら待った方がいいのです。
勝つ確率が高い、と考えられる条件をできる限り多く出し、数値化して管理するのも一つの方法です。
ブレないルールの設定
トータルで勝ちを得ていくためには、ブレないルールの設定が必要です。
多くの勝ち組トレーダーは、意識している人、していない人、ルールを言語化できている人、できていない人、それぞれですが、必ず優位性を背景としてルールに基づいたトレードを行っています。
裁量の余地を残しつつも、強くルールを設定することで、トータルでは勝っていけるようになります。
また、ある程度慣れてくると、明確に勝ちやすい場面が見えてくることがあります。
その場合には、どういう条件が揃っていて「勝ちやすい」と感じたのかを、明確に言語化しておきましょう。
それを繰り返すことで、自分なりの勝ち筋が見える相場の条件が浮き上がってきます。
あとはその条件が揃った場面でのみ勝負する、という方法も取ることができるようになります。
勝ち筋が高い場面で勝負し、そうでない場面では徹底してロットを落とし、勝ち筋に繋がるのかどうかを検証し、得意な場面を少しずつ増やしていきましょう。
メンタルをコントロールして勝ち筋を増やすための実践ステップ
・自分がエントリーしてもいい条件・勝ち筋が見える相場状況を言語化し、書き出しておく。
・勝っても負けても「感情を挟まずに淡々と振り返る」→トレード記録を残す
・メンタルがブレるロットは適正ロットではないため、もっとロットを落としてトレードを行う。
③見落とされがちだが意識しておきたい、FXの重要ポイント

FXで勝ちを得ていくための基本的な二つの要素はある程度理解していただけたかと思います。
ここではさらに、それに加えて見落とされがちだけれども、FXにおける大切な要素について解説します。
一番負けやすいのは1分足
FXにおいて一番負けやすい足は、やはり1分足です。
なぜか。1分足は長期的視野での方向性とは全く関係なく、ノイズで上下動するからです。
そのため、せっかく1時間以上の中長期的な方向性が合っていても、ノイズによる逆行でストップにかかって切られてしまい、損失を積み上げてしまう可能性が高いのです。
損切貧乏に最もなりやすいのが、1分足を主軸にしたトレードです
最終的なエントリー判断に1分足を使うことについては否定はしませんし私も利用しています。
しかし、長期足の目線がないままに1分足だけでトレードするのはお勧めしません。必ず長期足での方向性を確認しておき、それを踏まえたエントリーを心がけましょう。
長期足におけるストーリーを持つ
月足、週足、日足におけるストーリーをある程度、もっておくことも大切です。
上がった場合のイメージ、下がった場合のイメージ、両方の可能性をそれぞれイメージしておきましょう。これに合致した動きが見られれば、それこそエントリーしやすくなり、きれいに取れる場面も増えてきます。
今の相場がどういうストーリーの元どこへ向かっているのかを、大きな視点で判断しましょう。
逆に、上がったり下がったりと完全に方向感がない動きをするようなら、「わからない」と判断していったん手を止めましょう。
わからない相場、理解できない動きをする相場は手を出してはいけない相場です。距離をおいて方向感が確認できるまでは、「待つ」という戦略を選択しましょう。
FX口座は国内事業者を選ぶ
最初にも少し触れましたが、FXで利用する「口座」、つまりFX業者が実はとても大切です。
業者ごとの口座の差としては、主に以下の違いがあります。
・スプレッド
・約定力、サーバーの安定性
・レバレッジ(国内と海外の差)
・資金の安定性(信託保全)
・取引ツール
・サポート
大前提として、私がお勧めするFX業者は、国内限定がマストです。
その中でも特におすすめなのが、DMMFXです。
理由の一つが、取引すればするほど貯まるポイントの存在です。これが実は結構大きく、特にスキャルピング寄りのトレードの方にはメリットが大きいです。
ポイントはすぐに現金に替えることが可能であり、ロット数によっては月あたり数万ポイント、つまり1ポイント1円なので数万円分にも簡単に届きます。
しかも、安心安全において最も注目すべき点として、「全額信託保全」が導入されているという点が挙げられます。3つの信託銀行で資産を管理してくれています。
それでもリスクがないとは言いませんが、少なくとも海外業者に数百万、数千万円ものお金を振り込むリスクと比べたらずいぶん心理的にはマシなのでは、と考えています。
一転だけ、私にはDMMFXのアプリのローソク足チャートはちょっと使いにくく、この点だけ別事業者のトレード画面を活用させていただいています。
FXに関しては口座は別にいくつ持っていてもいいですし、万が一のために開設しておくことも大事です。
複数口座を念のため用意しておき、使い分けることをお勧めします。
DMMFXについては、国内でも有数の優良事業者であるため、まだ解説されていないのであれば、いったん開設しておくことをお勧めします。

実践ステップ
・1週間の相場を「ひとつの物語」として振り返るクセをつける
・毎週末に「今週の相場テーマ」「反省と来週の狙い」を記録する
・1分足だけでトレードしない
・国内おすすめFX口座を使う
まとめ:短期思考から脱却するトレードの重要性

FXで安定的に勝てるようになるためには、戦略面およびメンタル面、両面から短期思考を取り除き、長期目線を常に持つよう意識しましょう。
長期足で地図を読み、ロットを落としルールを守り、メンタルを安定させてブレを防ぎます。
その上で、ノイズにやられやすい1分などは極力見ず、もっと長期的視野でエントリーポイントを探していきましょう。
これを当たり前にできるようになったなら。
その時はもうすでに、勝ち組への扉が見えてきているはずです。
長期目線を初心者の頃から意識して行っていくことで、習慣となります。習慣になれば苦も無く正しい選択が取れるようになります。
今回の記事では具体的な手法には言及していませんが、初心者の方が意識することでかなり勝ち組に近づける内容について解説しました。
また次回、勝ち組になるための情報を定期的に共有していこうと思います。
Xをフォローしていただき、ついでにFX口座を新しく準備した上で、また次回をお待ちいただけると幸いです。
私は有料noteについては否定派ではなく、むしろよく購入させていただいていますが、私自身が有料noteを書くことは今のところ予定していません。(noteで有料設定している記事は、読む価値が薄い記事をあえてそうしているだけで、実際そう書いています。)
むしろ私は元アフィリエイターなので、おすすめのDMMFXの口座を使っていただければ多少の収益になりますから、それだけでいいのです。直接お金をいただくつもりはありません。
同じ意味で、基本的に有料コミュニティは行うつもりもありません。引き続き、情報については無料で発信していくつもりです。
ささやかながら、もしまだXをフォローしていただいていないのであれば、フォローしておいていただけると幸いです。
それでは今回はこのあたりで。
皆様が安定的な勝ちを得られますように。
