来週および月曜日の戦略をテクニカル的に考えてみました。
ご自分のトレードの参考にどうぞ。
※実際にトレードを行う際は、あくまで自己責任でお願いします。
ドル円・月足/週足レベル
月足は長く下ヒゲを付けた陽線、週足も2週連続の大きな陽線です。
特に週足を見る限り、来週152円を付けないのは逆にチャート的には不自然ですが、大きな節目でもあるため、もう一波乱はありそうです。
ただ、来週のどこかで152円台に乗せるイメージは持っておいてもいいのではないかと思います。
152円に乗せなければ、選択肢は下落しかありませんが、現状の底堅さでそこまで下値を押すかはかなり微妙なところ。
落ちもせず、上がりもしない、狭い狭いレンジでの横横が、トレーダー全体にとって最もありがたくない展開なので、それだけはないように願うしかありませんが、その可能性もゼロではないため、狭いレンジでの動きも念頭に置いておきましょう。
ドル円・日足レベル
日足では、実に8日連続陽線をつけていたのですが、152円間近になってようやく22日、陰線となりました。
22日21時頃の大きな下落は、特にヘッドラインも出ていませんので原因がよくわからないものでしたが、おそらくは週末ですし、152円前の一旦の調整という意味合いが濃かったものと思われます。
そこで来週ですが、陰線を連続してつける、調整が続くパターンと、また上昇に転じて陽線に戻るパターンが考えられます。
週の底をつけるという意味では、来週月曜は最適な狙い目です。22日は、安値から、終値は30pips以上上げていますので(時間的にまだ終わっていませんが、午前2時時点でほぼ動かないと予想)、この上げた分をもう一度下げ、あるいは22日の安値を割ってくる可能性を考慮しておきたいところです。
逆のパターンとしては、下げはそこそこに、すぐに上昇に転じるパターン。この場合、週末で一旦投げられたロングが買い戻される形となり、一気に上昇する可能性を考えておきます。
このケースでは、うまくロングに乗れれば朝イチであっという間に大きな利益を確保できるケースもあるため、月曜午前中は注視しておきましょう。
ドル円・4時間足レベル
4時間では、よく機能している20SMAに注目しておきたいところですが、22日の21時に一旦下抜けしました。
その後すぐに上に戻っているものの、一度下抜けた分、引き続きそこまで効いてくるかは微妙なところ。ただ、引き続き下のサポートとして、一応は気にしておきたいです。上昇する場合は、ここを下の目途としてくる可能性もあります。
とはいえ、19日12時から引いたトレンドラインの下側から戻れていない点や、日足レベルのトレンドラインに上も引っかかっている状況を見るに、上もかなり重く、高値は徐々に切り下がってきている印象。
以上を総合的に判断すると、どちらかというと下の方が行きやすそうにも見えます。
月曜、一旦上げて151.5~7付近で高値を付けて下落するパターンをイメージしておきます。
ドル円・1時間足レベル
1時間では、上に20SMA、下に75SMAがおり、上下を挟まれている形。
チャート的にも三角で、どちらにも行けそうな状態。判断が難しいので、どちらの移動平均線を抜けてくるかを見て判断したいところです。
ただ、日足と4時間で月曜は一旦下かな、と考えているため、1時間が明確に下にくれば、やりやすくなります。仮に一旦は上に行っても、151.5~7付近を抜けられず、同水準で高値を付けてから下に落ちてくる展開が理想です。
逆のパターンでは、月曜一旦下に落ち、底堅さを確認してから上、という展開もイメージはしておきましょう。週足など、長期的には上目線なのですから、素直に動くならやはり上が正解です。
仮に一旦下落しても、151円ちょうど付近をまずは目途とし、抜けた場合は週足レベルで意識されていた150.8付近、さらにそれを抜けると一気に底が深くなり、150円割れを目指しかねないので、その場合は改めて戦略を考え直します。
週足的にもし152円を抜けなければ、下を深く掘りに来る可能性もあるため、その場合は150円割れを目指す展開は十分考えられるかもしれません。
まとめ
ということで、以上各時間足を見てきた結果、週レベルでは152円を抜け、さらに上を目指す可能性が高く、その場合の安値目途は150.8付近と、まずはイメージします。
そのため、月曜日は安値を試しにいく可能性を考慮し、その後は上昇またはレンジになると予想。150.8を明確に下抜けた場合はそこから戦略練り直し。
4時間、1時間で見た場合、月曜は一度上昇からスタートし、高値を151.5~7付近につけたあと下落するパターンも想定。
逆に下落スタートで150.8を付けたあと、上昇に転じて151.5~7付近まで、という展開も。底をつけて上昇した場合は、一気に抜けて152円を目指すパターンまで想定。
そのため戦略としては、まず動いた方向についていきながら、目途となる上は151.5~7を抜けられないと判断したらショート、下は150.8付近からのロングのいずれかをイメージします。
ただ、長期足で上目線なので、ショートについては全力は避け、細かく低ロットでリスクを低くしながら売り玉を積んでいきたいところです。
150.8からのロングの場合も、さらに下抜けするリスクにだけ注意しながら、ゆるゆる狙っていきたいところ。上昇の場合、ある程度上りはじめてからロングをしても遅くないかもしれません。
152円を無事明確に抜けることができたなら、普通に考えれば買い一択ですが、未知の領域である上に介入警戒水準でもあるため、いうほど素直に上っていけるかはなんとも言えないところです。
ただ、決算の関係で3月は介入はしにくい、またはできないという話もあるようなので、その隙をついて上昇を狙ってくる可能性も考慮。
152円越えの最初の上昇では、一気に153円近くまで持ち上げるパターンまで想定しておきたいところですし、そのチャンスは逃したくないですね。
とはいえ、152円台は突然の下落と背中合わせの水準でもあるでしょうから、ロングで挑む場合には最高レベルの警戒感を持ってトレードしたいところです。
それでは、来週も爆益狙って頑張りましょう。