FXの勝ち方

負け組トレーダーだからわかる、改善すべき負けパターン5選

外国為替取引(FX)は、少ない資金で大きな利益を稼ぎ出すことができる、非常に魅力的な面がある一方で、毎回毎回負けてしまい、資金は増えるどころか減るばかり、という、私のように負け組から抜け出せない方々も多く存在します。

では、一体なぜ、多くの負け組トレーダーは、勝ち組になることができないのでしょうか。

それは、FXに存在する典型的な負けパターンからの脱却ができていないため、です。

負けるパターンを正確に知り、それを避けることができたなら、それは負け組脱却のための一つの大きな足掛かりとなります。

今回は、負け組トレーダーの私だからこそわかる、勝ち組トレーダーになるためにはどうしても改善したい5つの負けパターンを紹介します。

負けパターン1:レバレッジが適正でない

多くの負け組FXトレーダーが陥りやすい罠の一つが、過度なレバレッジの使用です。

レバレッジは、トレーダーが自己資金に対して借入を行い、その借入した資金を使って大きな取引を行うことを可能にする仕組みであり、本来ならば稼ぐことができないような額を、少資金でも稼ぐことができるという特徴があります。

保有資金に対して限度いっぱいまでレバレッジを上げロットを張ることにより、利益を最大化できるのがFX最大の魅力でもあるのですが、一方で、小さな値動きであっても大きな損失を被るリスクが高まります。

そして、このレバレッジこそが、「FXは危ない」と一般的に思われる所以でもあります。

身の丈に合わないレバレッジを使用することで、損失を極端に大きくしてしまい、それを取り戻そうとしてさらに資金を溶かし、あっという間に退場まで追い込まれてしまう、というのが負け組トレーダーのよくある負けパターンです。

自分の実力を見極めながら、注意深く、リスクを最小限に抑えることを心掛けつつレバレッジは利用していかなければなりません。

負けパターン2:感情に振り回された根拠なきトレード

感情に左右された根拠なきトレードは、FX取引の最も一般的な負けパターンの一つです。

逆に行ったのですぐにドテンをしてみたところ反転し往復やられてしまったり、急変を見て飛び乗ったところ逆に担がれたり、負けが悔しくて何度もすぐにエントリーを繰り返してみたり、どれも熱くなってしまった結果の、典型的な負けパターンです。

恐怖や欲望、悔しさや負けたくない気持ちなど、感情に支配されてトレードを行った結果、冷静な判断ができず、本来ならば持つべきでないところでポジションを持ってしまったりと、大きな損失に繋がります。

負け組から脱却し、勝ち組トレーダーになるためには、感情をコントロールし、計画的にトレードを実施することが何より大切です。

負けパターン3:リスク管理の不備

多くの負け組トレーダーの特徴として、勝つイメージは持っていても、負けるイメージを正しく持てていないケースがほとんどです。

具体的に逆に行った場合にどこでストップをかけ、損失がどれくらいになるのか、正確なイメージを事前に持つ必要があります。

そうすることで、それが許容できる損失であるのか、許容内に損失を抑えるためにはロットをどれくらいにすればいいのかを計算し、正しくストップロスの損切り注文を入れなければなりません。

これが出来ていないがために、損切りが遅れ、損失がいつまでも拡大し続ける、という状況が生まれてしまうのです。それこそ、負け組トレーダーのあまりにも致命的な負けパターンです。

負けパターン4:トレンド見誤り/トレンドに逆行

トレンドに逆らう取引は、多くの負け組トレーダーの負けパターンの一つです。

手法としての逆張りは戦略としてありですが、より高度な技術と見極める目、判断力が必要となるため、負け組から抜け出せていない状態で逆張りに挑むのはやめた方がいいでしょう。

基本的にはトレンドに乗る、順張りのトレードを意識しましょう。

市場が明確な方向性を示している場合には、間違いなくその流れに乗る方が簡単ですし、勝率も上がります。逆に、トレンドに逆らうと、どうしても大きな損失を被るリスクが高まります。

トレンドを見極めてその方向に乗る、という手法は、FXの基本中の基本でありつつ、究極の勝ち筋でもあります。

ただ問題があるとすれば、トレンドを読み違う、というケースです。トレンドが出ていると判断してその流れに乗ったつもりが、結局はレンジで逆行してやられる、というのはよくある負けパターンです。

まずはトレンドを正確に見極められるよう、相場の動きをしっかりと監視して慣れていきましょう。

負けパターン5:ポジション取りが雑/取引が多すぎる

これは手法によってもやや異なりますが、取引の頻度があまりにも多すぎるのも、負け組トレーダーによくある負けパターンです。

いわゆる、ポジポジ病というやつで、どんな相場でもポジションを取らないと気が済まず、優位性の低い場面でもエントリーを試みてしまうため、勝率が下がり、トータルでの負けに繋がります。

また、短期間で何度も取引を繰り返した場合、スプレッドの負担も重く影響してくるため、長期的にトレーダー不利となります。

勝ち組になるためには、あくまで優位性の高い、数少ないチャンスでのみエントリーを実施する、という、丁寧なトレードが求められます。

雑に、「ここ勝てそうな気がする」と、安易にエントリーを繰り返しても、損失が拡大するばかりです。

高い確率で勝てる場面でのみエントリーする、という慎重かつ丁寧なトレードを意識しましょう。

 

まとめ:勝ち組になるための5つの条件

以上、負け組である私自身が何度も何度も繰り返してきた、負けパターン5選でした。

それぞれFXでよく見られる負けパターンでもあり、勝ち組トレーダーになるためにはすべての項目において改善を図る必要があります。

つまりは以下の通りとなります。

 

1.身の丈にあった適正なレバレッジを使用する。

2.感情に振り回されず、冷静にトレードを行う。

3.リスク管理を徹底する。

4.トレンドに乗り、順張りでポジションを持つ。

5.優位性の高い場所でのみトレードを行う。雑にポジションを持たない。

 

このすべてを完璧にできているのなら、勝ち組になれない理由が見当たりません。

計画的かつ冷静な、そして極めて丁寧なトレードを意識し、負け組からの脱却を目指しましょう。